朝日新聞『ベガルタ天体観測』連載最終回と新年度によせて

　いつの間にやら4月1日になりました。前年度のお話で恐縮ですが、朝日新聞宮城県版の連載コラム『ベガルタ天体観測』が3月27日に最終回を迎えました。2020年からの全46回、約4年間にわたるご愛読ありがとうございました。
　専門メディアでの仕事が続いていた中で、久しぶりに一般紙でいただいた貴重な執筆機会でした。連載開始後に感染症禍に見舞われて取材が制限されるなど苦難のスタートでしたが、様々な方のご協力によって長期連載が実現できました。ベガルタ仙台を今まで知らなかった方、フットボール自体観戦初心者の方にもチームや選手、スタッフの魅力を伝えるにはどうするか。様々な工夫をしてきた連載でした。実際にこれまでJリーグに興味がなかったという方にも読んでいただけたり、編集担当の方にFAXで感想が届いたりと、これまであまりなかったようなかたちで温かい言葉をいただき、励みになりました。このタイプの記事も、またどこかで執筆できれば幸いです。

　そして今日から新年度です。Jリーグ関連のお仕事は1月はじめなので、私にとっては年度があらたまったことの影響は少ないと言えば少ないのですが、それでも現場で新しく出会う方々や、新しいお仕事もあります。また、フットボールに限らず、今月から新しく始めることや再開することもあります。また今後も学び、精進しつつ、進んでいきたく思います。

　で、写真は何かというと、今日は4月1日ということでなんだか”うそ”を意識する日らしいので、2018年に福岡県太宰府市の太宰府天満宮に参拝したときのものです。天神様のお使いとされる鷽（うそ）の像であります。太宰府では前年についた嘘を誠の心に替えるため、”うそ”の代理である鷽の像を取り替える「鷽替え神事」があるのだそうです。前年の凶事を嘘ということにして今年の幸せに替えることでもあるのだとか。どなた様にとっても、幸せな新年度になりますように。