青は緑の中にありて [音楽と関係があるようだ]
杜の都・仙台は例年、今の時期に青葉の見どころを迎えます。市中心部の定禅寺通りや青葉通りの欅並木が新緑で彩られる様は、それはそれは見事ですよ。5月中旬には青葉祭りが開催されますし。ただし、今年は4月も気温が低く、春の訪れが遅かったので、まだいつもより青葉が輝く時期も遅れている気がします。
そんな状況で迎えた5月4日は、いつのまにやらみどりの日になっていたのですね。というわけで青葉と緑に敬意を表して、ビル・エヴァンスの名曲 "Blue in Green" の収録されたアルバムをよく聴いています。
マイルス・デイヴィスらと共にエヴァンスが演奏した "Kind of Blue" 収録のものも静かな味があっていいのですが、個人的にベストの演奏だと思うのは "Portrait in Jazz" 収録のトリオ演奏ですね。このアルバムでは枯葉が有名ですけれど、青々としたものもいいものですよ。
エヴァンスに捧げる後世の演奏では、エンリコ・ピエラヌンツィのアルバム "Evans Remembered" がお勧めです。エヴァンスが自身のトリオやマイルス達と演奏したものとはまた違った色彩のアンサンブルが奏でられています。もう少し明度の高い青や緑という感じでしょうか。
大型連休が終わった頃にでも、私も自然の緑を鑑賞に出かけたいと思います。
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