熱く残酷なスポットライト [音楽と関係があるようだ]
エルヴィス・プレスリーの誕生日(私も一緒です)を記念して、ここ数日のNHK-BS2は彼の特集をしていますね。今日は「エルヴィス・オン・ステージ」、つまりライブを中心に、その舞台裏やレコーディングなどを収録したドキュメントものでした。見応えがありますな。それにMGMスタジオの前は小学生の頃に通ったことがあり、あそこで時代は違えどエルヴィスがレコーディングを行っていた事を知り、感慨深いものがありました。
ただ、やはり素直に見られないのですよ。
確かに歌は上手いし、パワフルで、人を楽しませるエンターテイメントが何かを心得ています。しかしその一方で、栄光故の孤独と、それに付随したかのような不摂生が進んでいたわけです。
彼の生きた世界は自分から遠くかけ離れたものであることは百も承知です。でも想像を絶する環境で己を律するということ、その重さと難しさを、この人の生き様を見る度に考えさせられてしまいます。ロックの文化がどうとかいう以前に。
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