スウィングとこぶし [音楽と関係があるようだ]
ああ、何というストレートな題名でしょう。選曲といい、歌声といい、節回しといい、ジャケットデザインといい、間違いなく「夜のアルバム」です。
演歌歌手の八代亜紀が歌うジャズアルバム。ナイトクラブで歌っていた経験があり、そもそもジュリー・ロンドンに憧れていたということですから、今までこういうアルバムが出なかったことが不思議ともいえます。小西康陽氏のアレンジも効いています。
純然たるジャズの響きを期待していると「違う」という方もいらっしゃるかもしれません。でも、日本の味が加わったジャズと思えば、実に味わい深いアルバムです。もともとジャズはいろいろな文化がUSAの地で混じり合ってできたものですから、このようなアルバムもまた、ジャズの深みを感じさせてくれます。
コメント 0