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撃つな!イルカ [時事問題について考えたようだ]

 先日アメリカ南部を襲ったハリケーン「カトリーナ」のせいで迷子になってしまったイルカが戻ってきたというニュースが報道されました。と思ったら今度は同じハリケーンとイルカ絡みでもろくでもないニュースが入ってきたようで。時事通信の記事より引用します。

(以下、枠内は引用)

 英紙オブザーバー(電子版)は26日までに、超大型ハリケーン「カトリーナ」が8月末に米南部を襲った際、米海軍が飼育する軍事用イルカがメキシコ湾に逃げ出した可能性があると報じた。イルカは水中でウエットスーツを着た人間に向けて毒矢を放つ訓練を受けており、ダイバーやサーファーが襲われる恐れがあると懸念されている。


 いやはや、軍事用イルカとはねえ。確か捕鯨が問題となるときアメリカは先陣切って反対派になっていましたよね。ポイントバローの氷河に閉じこめられた鯨の救出に躍起になっていたこともありましたな。その時の言い分のほとんどは要約すれば「鯨やイルカはかわいそう」ということだったような。
 そういうことをかわいそうと思うのは文化の違いを考慮すれば分からないこともないけれども、兵器化するのはかわいそうとは思わぬのでしょうか?それとも実は兵器にするため鯨やイルカの保護を提唱していたのでしょうか?かの国は銃社会なだけにイルカにも「危険人物は撃ちなさい」と教え込むのが常識ということなのでしょうか?疑問は尽きません。
 などと思いつつ、このニュースでもやっていないものかとテレビをつけてみれば、「和歌山と埼玉で無差別銃撃…」というニュースが。やれやれ、軍事イルカより質の悪い人がいるようで。


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コメント 4

matt

鯨の保護を訴えている人とイルカを使って敵の侵入を防ごうとしている人は、両方ともアメリカ人だとしても、当然のことながらまったくの別人であろうと考えられます。これを結びつけて、おかしいとあげつらうのは、話としては面白いですが、何も生み出しません。
ものを考えるときに、あるグループが共通の行動様式を持っているのではないかという暗黙の前提は、事態体の正確な理解を妨げることが多いので注意が必要かと思います。蛇足ですが‥
by matt (2005-09-27 22:29) 

せろ

>mattさん
こんばんは。
もちろんそういった別々の方々がいらっしゃるのは承知しております。
誤解を与えるような言葉足らずだったのは申し訳ないです。
ただ、そういう保護を訴えている人が同じ国にいるのであれば
もう少し大きなニュースになってほしいとも思うのです。
そういうものも含め、捕鯨反対派の人がこういう軍事イルカに反対した事例などを
関連記事として取り上げてくれるニュースはないものかなと思ってテレビをつけてみたのですけどね。
まだお目にかかっておりません。
イルカが人間のエゴに巻き込まれてしまうこと、
一般のダイバーが毒矢で撃たれてしまうこと、両方とも起こらぬように願います。
by せろ (2005-09-27 22:41) 

アメリカのこういう態度は今にはじまったことではないですからね。
イルカや鯨がかわいそうなのは、高度な知能をもつからだという理屈がまかり通る国ですから。バッファローなら絶滅に追い込んでいいのか?と問いたくなりますね。
ウミガメの保護を訴えているアメリカの政策も実は、キューバに対する経済政策の一つだったりします。案外根が一緒の場合もあるかもしれませんね。
by (2005-10-02 06:31) 

せろ

>NTHAWKSさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
考えれば考えるほど怖い問題ですよね。
その知能をこういう形で利用しているという事実含めて。
この軍用イルカがその後どうなったのか、
続報が届いてこないことが更に怖さを増幅させています。
by せろ (2005-10-03 19:11) 

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