二度目の楽しみ [映画で考えることもあるようだ]
確か私が「シンドラーのリスト」を映画館で見たのは、学部の3年生の時だったと思います。あの頃は研究室のゼミでしごかれたのみならず、サークルでも忙しい盛りでした。そんなわけで映画を見る余裕はなかなかありませんでしたが、無理矢理時間を作って見に行き、そして衝撃を受けた覚えがあります。いつかポーランドに行こうという想いが強烈に加速した契機でもありました。
今日はBS2でやっていたそうです。正確に言えばこれを書いているまさに今、やっています(現在進行形)。ただ私は先ほど帰宅したばかりで開始より一時間以上経っておりますから、途中から見るよりもあらかじめセットしていた録画をあとで見ることにします。DVDもできれば買いたいと思っております。いつか、自分に子供ができたときは必ず見せたい映画だと思っていることだし。
あれから10年くらいが経ち、その間にこの映画のバックボーンについて随分と学びました。単純に当時の歴史背景についてもっと多くを学びましたし、実際にオシフィエンチム(アウシュヴィッツ)収容所跡やクラクフのゲットー跡にも行きました。はたまたテーマソングを演奏するクラリネット奏者・ファイドマンとそのクレズマー音楽のあり方についても耳に入れることがありましたっけ。そんな状態になった今この映画を見たら、どのような感想を得ることになるでしょうか。楽しみであり、怖くもあります。
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