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空気の違う場所 [博物館・美術館での出来事のようだ]

 バタバタ続きの連休ですが、落ち着いて休めないなりに行けるところに行ってきました。昨日は地底の森ミュージアムと仙台文学館の案内をしつつ自分も楽しんでいました。私の年代は、どうもミュージアム巡りをする人は少数派なんですかね。ここ数年、国や地域を問わず博物館・美術館に行くたびにそう感じます。
 それはともかく、本日はJ2東北ダービーのために山形に行ってきたわけですが、事前に時間があったので寄り道をしております。幼稚園の時期を過ごした平清水にて蕎麦を食してきたというのが一つ。それともう一つが天童の若松観音です。眺めのいい場所があるというだけで行ってみたわけですが、この観音様は重要文化財でもあるのですね。今日の必勝祈願もできればと思い寄ってみたわけです。
 細い林道の奥という場所だったため険しいところではありましたが、それだけに近くの高台から見るパノラマは絶景でした。それ以上に感服したのは観音堂で、お参りしていたところお寺の方のご厚意で観音堂内部も見せて頂けたのです。それ自体が重要文化財でもある金銅聖観音像懸仏(こんどうしょうかんのんぞうかけぼとけ)は、通常直径20センチが標準とされるのに75センチもあるというプレミアものです。先日仙台市博物館の鑑真和上展で数々の仏像を見たときも底知れぬ空気を感じたのですが、今回はそれとは別に鎌倉期の質素さと繊細さと強さの入り交じった空気を浴びることができました。神社仏閣は宗教のみならず、芸術、教育といった文化そのものを総合する場所−一種の博物館だとあらためて感じた次第です。
 ところでこの観音様の御利益は、縁結びだったそうな。だからなのか、必勝祈願成就とはいかず、ベガルタとモンテディオとの戦いは東北の縁を持つ同士で仲良く勝ち点1を分け合う結果となりました。…まあ、自分自身に何かの縁が今後できることを期待したいと思います。


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